産直出荷をスプレッドシートで管理したいの件

目次
スプレッドシートとGASを使って、自動化してみたい
Excelで使っていた在庫表を、まずGoogleスプレッドシートに移しました。
今までの手書き記録の流れを崩さずに、自動で数字が入っていくようにしたい。
そのために、**Google Apps Script(GAS)**というスプレッドシート内の自動処理プログラムを使いました。
とはいえ、私はプログラマーではないので、スクリプトはすべてChatGPTに作ってもらいました。
商品別・店舗別に集計するコード、メールの読み取り処理、日付の自動追加、関数のコピーなど、全部お願いしました。
結果として、紙の作業をそっくりそのまま、パソコン上で自動化できたような形になっています。
今の運用の流れ:毎日の記録が本当に楽に
この仕組みでは、日々の売上データはGmailに届いたメールから自動で読み取られ、スプレッドシートに反映されます。
日常的に入力するのは、「今日納品した数」だけです。
売上は自動で取得
在庫は自動で計算
翌日分の記録欄は自動で追加
関数(計算式)も自動でコピー
つまり、こちらがやるのは「納品数の入力」だけ。あとは自動で処理してくれます。
表示の工夫:一目で状態がわかるように
数字だけだと分かりづらいこともあるので、見た目にもわかりやすくなるよう工夫しています。
昼間に来る途中の売上メールは青文字で表示
夜に来る最終売上メール(確定)は黒文字で表示
在庫がマイナスになったら赤く塗る
1週間以上動きがない商品も赤塗り
こうしておくことで、在庫数の計算をその都度行う必要がなくなり、何か見落としや異常が起きていないかの確認もしやすくなります。
一つひとつ手計算していた頃と比べて、チェック作業がだいぶ気軽にできるようになった印象です。
店舗名は「メールとスプレッドシートで一致させる」のが大前提
紙で管理していたときには、店舗名の書き方はある程度アバウトでも問題ありませんでした。
たとえば、「A店」「B店」など、呼び慣れた略称でも支障なく使えていたと思います。
しかし、スプレッドシートとメールを連携させて自動処理を行う場合は、名前の表記が完全に一致していないと正確に処理できません。
特に注意すべきは、売上メールに店舗名が明記されていないケースがあるということです。
単に「A店」としか分からないと、他のスーパーでも同じ店名が存在する可能性があります。
そのため、スプレッドシートでは以下のような**「スーパー名+店舗名」形式**で店舗を登録するのがベストです。
「A店」 → 「〇〇スーパー A店」
「B店」 → 「△△ストア B店」
このようにすれば、「どのメールがどの店舗に対応するのか」を明確に定義できるので、GASでの処理が安定し、ミスも減ります。
セルの結合は避けるべし
見た目を良くするためにExcelでよくやる「セルの結合」は、GASとの相性が悪いです。
うまく自動処理できないことが多いため、現在は以下のような形式で運用しています。
「納品」「売上」「在庫」それぞれに日付をつけて横に並べる
セルは結合せず、整然とした表形式で構成
この形式だと多少見づらく感じるかもしれませんが、「動作の安定性」を優先してこの形を採用しています。
iPadでの運用:古い機種でも実用性は十分
スマホでもスプレッドシートは操作できますが、画面が小さいと作業しづらいです。
そこで、**私はiPad Pro 10.5インチ(セルラーモデル)**を使っています。
やや古い機種ですが、セルラーモデルなら畑や移動先でも通信できるため非常に便利です。
Wi-Fiモデルだと外で使うには不便なので、セルラー版がおすすめです。
セキュリティアップデートは2025年5月時点で提供されていますが、今後継続されるかは不明です。
とはいえ、スプレッドシートを使うだけなら動作も十分軽快で、**「古くてもiPadはiPad」**というのが使ってみた実感です。
SIMカードの選び方(筆者の実体験より)
データ通信だけなら、格安のデータSIMで十分
音声SIMでも多少料金は高くなりますが、定期的にMNPキャッシュバックを狙って動けば、実質通信料無料も夢ではありません。
楽天モバイルは、楽天経済圏を活用している人なら1回線持っておくことでポイント還元などのメリットがあります。
通信量を1GB未満に抑える運用も現実的です(スプレッドシート中心の使い方なら可能)y.u mobileはスマホ保険付きなので、端末故障が心配な方におすすめ
回線の安定性は地域によるが、筆者の畑では以下のような状況です:
ドコモ → 安定して使える
au → やや不安定
ソフトバンク → 場所によってはギリギリ
楽天 → auローミング頼みで不安定な日もあり
まとめ:農業でも“ゆるく”自動化できる時代
この仕組みを導入してから、毎日の作業がちょっと楽になった程度ですが、確実に手間は減っています。
大きな変化ではなくても、自動化を取り入れれば取り入れるほど、作業が徐々に減っていき、余裕が生まれてきます。
今回の自動化は、ChatGPTに相談しながら進めました。
実は、以前にも似たような自動化を試みたことがあったのですが、そのときはうまく形になりませんでした。
うまくいかなかった理由が、ChatGPTの精度の問題だったのか、こちらのプロンプト(質問の仕方)の問題だったのかは分かりません。
ただ、今回はとてもスムーズに形になり、「あれ、ChatGPTの感が良くなってる?」と感じたのが正直なところです。
「IoTとかITとか難しそう」と思っている方でも、“いつもの作業”を少しずつデジタルに置き換えていくだけで、作業時間やミスを減らすことができます。
無理せず、できるところから。
これからの農業に必要なのは、こういう「ゆるく始める自動化」かもしれません。
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