MINISFORUM MS-01 のスペック・ベンチマーク・できること — 実機レビュー記事・動画から整理

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MINISFORUM MS-01 のスペック・ベンチマーク・できること — 実機レビュー記事・動画から整理
目次

初版: 2026年10月4日/最終更新: 2026年10月13日。参考にしたレビュー記事・動画の内容は、それぞれが公開された時点のものです。発売後に分かった使い方や、BIOS・ドライバー・ソフトの更新後の再検証は、出典と確認日を添えてこの記事に追記していきます。価格を確認した日時は「価格と購入先」の節に書いています。

MS-01 を実際に試したレビュー記事・動画と MINISFORUM の公式情報を、出典と構成(CPU・GPU とその接続)つきで整理しました。

結論 — MS-01 はどんな人に向くか

この機種の個性

  • 10Gbps SFP+端子2基と2.5Gbps RJ45端子2基を備え、有線LANが合計4ポートある点は、比較したミニPC 22機種の中で最も多く際立っています。
  • ミニPCでありながらPCIe 4.0 x16形状(x8動作)の拡張スロットを備えるほか、M.2スロット3基に加えて付属プレートによるU.2 SSDへの対応があり、筐体内の拡張性が群を抜いています。
  • 最安構成の価格が74,399円と、比較した22機種中20機種がこれより安いため、一般的なミニPCと比べて初期費用が高めになります。

個性が生きる使い方

ホームラボや仮想化・高機能サーバー

  • 要ること: 複数の仮想マシンやコンテナを並列動作させるためのCPU・メモリ容量、高速なネットワーク帯域、遠隔管理機能が求められます。
  • この機種では: 最大96GBメモリに対応し、Core i9-13900H(14コア20スレッド)の処理能力に加え、10Gbps SFP+×2と2.5Gbps RJ45×2の計4ポート(iperf3で9.91〜9.92 Gbits/secの実測)やvPro Enterpriseによる遠隔管理に対応します。
  • 条件・限界: ESXi環境ではEコア有効時に追加設定が必要になる点や、vPro接続時のTLSエラー、ヘッドレス運用時のダミーHDMIプラグ推奨といった設定の癖があります。また3.5インチHDDを大量に並べる大容量ストレージ用途には内蔵だけでは不足します。
  • 実例: Proxmox VEをインストールして安定稼働させた報告や、Ubuntu上でNextcloudやRustDeskを動かすファイルサーバー兼アプリサーバーとしての実例があります。

省スペースなネットワーク・拡張カード検証環境

  • 要ること: 追加の高速NICやストレージコントローラー、補助的なグラフィックカードを小型筐体に組み込んで運用する拡張性が求められます。
  • この機種では: ハーフハイト・シングルスロットのPCIe 4.0スロット(x8動作)やU.2変換プレートを備え、専用カードやU.2 NVMe SSDの内蔵に対応します。
  • 条件・限界: 装着できるカードは補助電源不要なサイズに限定され、高発熱なNICでは強制空冷が必要になる場合や、カード挿入時に2.5GbEポートが認識されなくなるなどの相性問題が生じる可能性があります。またGPU増設時にはCPUの電力制限が下がる制約があります。
  • 実例: NICではLSI 9008やMellanox CX5 Dual 100gbe、グラフィックカードではRadeon RX 6400やQuadro K1200、P1000の動作が報告されています。

合わない人

  • 待機時約38.2dB、軽作業時約40.1dB、高負荷時約49dBとファン音が聞こえ、高負荷時のCPU温度も92℃〜101℃に達するため、静音性を最重要視する人には向きません。
  • 10GbE SFP+端子やPCIeスロットなどの特殊なインターフェースを使わず、一般的な書類作成やウェブ閲覧だけを行う人には、最安構成でも74,399円と高価で過剰な構成になります。
  • 内蔵GPUはIris Xeで3DMark Time Spy(1440p)が約12FPSにとどまり、拡張スロットも補助電源不要な小型カードに限られるため、常時高負荷の本格的な3Dゲームや高度な動画編集を目的とする人には向きません。

同じ CPU の機種との選び分け

  • 同じCore i9-13900Hを搭載するGeekom Mini IT13と比べると、MS-01はDDR5メモリを採用しており一部テストで最大20%以上速い点や、10Gbps SFP+端子・PCIeスロットなどの拡張性を重視するなら本機が有力な選択肢になります。
前の形の結論(読み比べ用)

MINISFORUM MS-01は、196×189×48mmの本体にIntel Core i9またはi5を搭載し、10Gbps SFP+ LAN端子2基などを備えた小型PCです。(MINISFORUM 公式(英語ページ))

向く人

  • 文書作成やウェブ閲覧などの日常作業を行う人。こまめブログのレビューでは、一般的な作業であれば快適に利用できると報告されています。(こまめブログ)
  • 複数のモニターを接続して作業する人。4K@60Hz対応のHDMI端子1基と8K@30Hz対応のUSB4端子2基を備えています。(MINISFORUM 公式(英語ページ))

条件付き

  • PCでゲームを遊びたい人。内蔵GPUでApex LegendsをFHD・画質下げ設定で平均60FPS動作させた報告がある一方、3DMark Time Spy(1440p)では約12FPSとなり、遊ぶタイトルや画質設定によって動作が変わります。(ガルマックス、Creative Bloq)
  • 動画編集を行いたい人。1080P素材をジェットカットしてテロップやBGMを入れる作業は余裕があると報告されている一方、高いグラフィックス性能を必要とする高度な動画編集には不向きとされています。(こまめブログ、ガルマックス)
  • PCIeスロットに拡張カードを取り付けて使いたい人。スロットがハーフハイト・シングルスロットである点や、追加の電源が必要かどうかによって使えるカードが変わります。(MINISFORUM 公式(英語ページ)、MINISFORUM 公式(日本語ページ)、Level1Techs フォーラム)

向かない人

  • 高いグラフィックス性能が求められるゲームを高画質で楽しみたい人。内蔵GPUによる3DMark Fire Strike(1080p)のテストでは約28fpsにとどまったという報告があります。(Creative Bloq)
  • 手元で大規模なAIモデルを動かしたい人。LM StudioでGemma 3 27bを読み込んだテストでは、CPUのみの場合より少しTPSが改善したものの、依然として遅すぎて使い物にならないと報告されています。(note(cia_note))

この記事の要点

価格と購入先

MINISFORUM 公式ストア(minisforum.jp)の新品の価格(日本円・税込)。2026-10-01 15:53(日本時間)に取得した時点の価格で、2026-10-04 21:46(日本時間)に同じ価格であることを確かめています。今の価格とは違うことがあります。

構成 価格(税込)
12600H ベアボーン 74,399 円
13900H ベアボーン 114,399 円
12600H 32GB+1TB 170,399 円
13900H 32GB+1TB 207,999 円
  • 表の価格は、取得した時点のセール価格です。同じページに表示されていた通常価格は、上から順に 92,999 円・142,999 円・212,999 円・259,999 円でした。
  • 32GB+1TB の 2 つの構成には、公式ストアの構成名に「10月23日出荷予定」と表示されていました(2026-10-04 に確認)。ベアボーンの 2 構成には出荷予定の表示はありませんでした。
  • 日本の公式ストアで新品を選べる CPU は、取得した時点で i5-12600H と i9-13900H の 2 種類でした。i9-12900H と i9-13900HK の新品はありませんでした。
  • 公式の整備済み品(2026-09-30 掲載のページ)は、12600H ベアボーンが 53,810 円、13900H ベアボーンが 87,000 円でした。
  • 量販店と通販では、リンクスインターナショナルが 2026-09-19 から取り扱いを始めています。型番は MS-01-32/1T(i9-13900H・32GB+1TB)、市場想定売価は 259,800 円(税込)です。メモリは 16GB×2 または 32GB×1 のどちらかで、製造の時期によって変わるとされています。32GB×1 の場合の内蔵 GPU の扱いは、基本スペックの補足を見てください。

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基本スペック

項目 内容(公式)
CPU 13900H(S1390) / 12900H(S1290) / 12600H(S1260) / 13900HK(S139K)
内蔵 GPU Intel Iris Xe Graphics(メモリ 1 枚(シングルチャネル)では Intel UHD Graphics 扱い(公式スペック表))
メモリ DDR5 SO-DIMM x2(第 13 世代は最大 5200MHz、第 12 世代は最大 4800MHz)。最大容量は英語ページの仕様表が 96GB、日本語ページの仕様の一覧が 64GB と書いており食い違う
M.2 M.2 2280 x3(PCIe 4.0 x4 / 3.0 x4 / 3.0 x2)。公式本文はスロットあたり 2TB、スペック表は 4TB と書いており食い違う
U.2 U.2 変換プレート付属。左の M.2 スロットを U.2 と切り替え(公式本文の構成例: U.2 1 台+22110 M.2 2 台で最大 24TB)
ネットワーク 10Gbps SFP+ x2・2.5Gbps RJ45 x2(日本語ページの冒頭は『2.5Gbps SFP+ ×2』と書くが、本文と仕様の一覧は RJ45)
USB4 USB4 x2(40Gbps。英語ページの仕様表は Alt PD、日本語ページの仕様表は Alt DP と表記)。公式は USB4 Thunderbolt Bridge で 20Gbps のネットワークを組めると書く
PCIe スロット PCIe 4.0 x16 形状・x8 動作・ハーフハイト・シングルスロット(公式)。公式の英語ページは『RTX A2000 Mobile まで』と書く
OCuLink なし
  • CPU は 4 種類あります。公式の仕様表(英語ページ)では、i9-13900H・i9-12900H・i5-12600H が vPro Enterprise 対応、i9-13900HK が vPro 非対応です。
  • メモリが 1 枚(シングルチャネル)の構成では、内蔵 GPU は Intel UHD Graphics として動作します。Intel Iris Xe Graphics として動作するのは、2 枚(デュアルチャネル)の構成です(公式の仕様表)。
  • 電力の設定は、BIOS で PL1 / PL2 の数値とファンの設定を変えられます(こまめブログのレビュー)。Performance や Balance のような名前の付いた電力モードは、参照したレビューには出てきません。
  • 出典: MINISFORUM 公式(日本語ページ)、MINISFORUM 公式(英語ページ)

構成(CPU の版)ごとの違い

Intel の公式仕様から。最大メモリは CPU の仕様上の値で、本体としての上限は上の基本スペック(メーカー公式)です。

CPU コア / スレッド 最大クロック 基本電力 / 最大 最大メモリ(Intel の仕様) 内蔵 GPU の実行ユニット Quick Sync Video vPro(Intel の仕様)
i9-13900H 14(P 6+E 8)/ 20 5.40 GHz 45 W / 115 W 96 GB 96 Yes Enterprise
i9-12900H 14(P 6+E 8)/ 20 5.00 GHz 45 W / 115 W 64 GB 96 Yes Enterprise
i5-12600H 12(P 4+E 8)/ 16 4.50 GHz 45 W / 95 W 64 GB 80 Yes Enterprise
i9-13900HK 14(P 6+E 8)/ 20 5.40 GHz 45 W / 115 W 96 GB 96 Yes Essentials

動画で見る

日本語の動画を先に、海外の動画は参考として後に並べています。各行の再生位置から、その場面が開きます。場面の説明は自動字幕から書き、AI(Claude)が字幕の発言と 1 件ずつ照らしたものです。人による確認と、画面上の表示との照合はしていません。

日本語の動画

iガジェットちゃんねるiガジェットちゃんねる

iガジェットちゃんねる(約 24 分)— MS-01のパーツ増設とCPUや外付けGPUの各種性能

※ メーカー提供品。話者が LAN カード(TP-Link TX401)と SSD を足し、グラフィックの値の一部は USB4 で外付けした RTX 4070 Ti のもの

iガジェットちゃんねるiガジェットちゃんねる

iガジェットちゃんねる(約 23 分)— MS-01のSFP+接続やリモート管理機能の動作

戸田覚戸田覚

戸田覚(約 18 分)— MS-01の端子構成、本体の分解とSSD増設の様子

荒井さん荒井さん

荒井さん(約 15 分)

PAD : PC Watch & AKIBAPAD : PC Watch & AKIBA

PAD : PC Watch & AKIBA(約 82 分)— MS-01のカード長さ制限や電源、光ケーブル接続

※ 後半は、話者が Radeon RX 6400 を増設した構成(前半のベンチマークは増設前)

この動画ならでは: 繋ぐACアダプターは180Wのタイプ。

シゲトーハックス!!!シゲトーハックス!!!

シゲトーハックス!!!(約 24 分)

シゲトーハックス!!!シゲトーハックス!!!

シゲトーハックス!!!(約 17 分)— MS-01の用途や10GbE接続時の速度と発熱対策

シゲトーハックス!!!シゲトーハックス!!!

シゲトーハックス!!!(約 18 分)— MS-01をNAS運用した際の書き込み速度

シゲトーハックス!!!シゲトーハックス!!!

シゲトーハックス!!!(約 21 分)

海外の動画(参考)

Hardware HavenHardware Haven

Hardware Haven(約 18 分)— MS-01の描画・変換性能とネットワーク機能の実態

Craft ComputingCraft Computing

Craft Computing(約 18 分)— MS-01へのGPU増設時の発熱・動作状況と冷却対策

※ 話者が、冷却器を 1 スロット用に付け替えたグラフィックカードを増設し、自作の導風板を付けた構成

ETA PRIMEETA PRIME

ETA PRIME(約 12 分)

※ 話者が Radeon RX 6400 を増設した構成。ベンチマーク・ゲーム・消費電力はその状態の値(内蔵グラフィックスは試していない)

Jim's GarageJim's Garage

Jim's Garage(約 17 分)

RobtechRobtech

Robtech(約 11 分)— MS-01の内部構造やGPU制限、性能と長所短所

ServeTheHomeServeTheHome

ServeTheHome(約 29 分)— MS-01の分解やメモリ・拡張カードの動作可否

Sheridan ComputersSheridan Computers

Sheridan Computers(約 17 分)— MS-01の仕様上の注意点と仮想化用途への適性

Craft ComputingCraft Computing

Craft Computing(約 21 分)

Express IT TechExpress IT Tech

Express IT Tech(約 13 分)— MS-01のパーツ増設とProxmoxクラスタ構築

Technically UnsureTechnically Unsure

Technically Unsure(約 19 分)

Level1TechsLevel1Techs

Level1Techs(約 15 分)

VirtualizationHowtoVirtualizationHowto

VirtualizationHowto(約 14 分)

Tech NoticeTech Notice

Tech Notice(約 15 分)

NASComparesNASCompares

NASCompares(約 13 分)

Koch Informatik and Joshua KochKoch Informatik and Joshua Koch

Koch Informatik and Joshua Koch(約 9 分)

何ができるか — 拡張と接続

PCIe スロットに GPU を載せる

画像編集や動画処理で内蔵グラフィックスの性能が足りないと感じたとき、PCIeスロットにカードを載せて補強できます。スロットはハーフハイト・シングルスロットで、補助電源不要のカードなら装着できる場合が多いです。実際に動作を確認した例として、Radeon RX 6400やQuadro K1200、PascalベースのP1000などが報告されています。たとえば、RX 6400を載せた場合、内蔵のIntel Xe Graphicsと比較して3D性能が約50%から2倍程度向上したというレビューがあります。こまめブログは、本体は常時高負荷な状態に耐えられるゲーミングPCではないため、ゲームは息抜き程度のプレーにとどめておくほうがよいとしています。RTX A4000は追加の6ピン電源が必要である一方、RTX 4000 SFF Ada Generationは不要だという報告があります。

出典: MINISFORUM 公式(英語ページ)、PC Watch、ServeTheHome、PAD : PC Watch & AKIBA、Craft Computing、ETA PRIME、Hardware Haven、こまめブログ、Level1Techs フォーラム

PCIe スロットに NIC などのカードを載せる

PCIeスロットにネットワークカードやストレージコントローラーを載せる場合、物理的な収まりと冷却の条件が重要です。フェースプレートを外さないと収まらないカードがあるため、設置前に確認が必要です。また、カードが長すぎてスライドできない場合、ブラケットを取り外して挿入し、後から再固定する作業が必要になることがあります。

出典: forums.servethehome.com、Level1Techs フォーラム

動作報告があるカードとして、LSI 9008やMellanox CX5 Dual 100gbeが挙げられます。ただし、ConnectX5は追加のアクティブ冷却なしでは熱限界によりシャットダウンしたという報告があります。さらに、載せたNICが本体の残り全体より多くの電力を消費し、動作を保つには強制空冷が必要だったというレビューもあります。

出典: Level1Techs フォーラム、scottstuff

安価なM.2 to PCIeカードを2枚試したところ、挿している間は2.5GbEポートが動作しなくなる不具合が報告されています。また、安価な9300シリーズの16ポートアダプタはシステムから認識されなかったという報告もあります。PCIeスロットの公差に難があり、クアッド2.5GbE NICを差し込むのに苦労したという報告もあります。

出典: Level1Techs フォーラム、ServeTheHome、Hardware Haven

USB4・外付け GPU

外付けのグラフィックカードを使う場合、USB4端子やPCIeスロットに接続する変換カードを用います。USB4はThunderbolt 3と互換性があり、RTX 4070 Tiをドッキングした機器を接続して認識されたというレビューがあります。PCIeスロット経由でRTX 3090を接続した構成では、ドッキングステーション側に電源ユニットが必要でした。また、USB4端子同士をケーブルで直結し、Windows上で20Gbpsのネットワークとして認識させる使い方も報告されています。

出典: iガジェットちゃんねる、note(kuwaly)、PC Watch

ストレージの構成(M.2・U.2)

写真や動画の保存場所を広げたいときに、内蔵スロットが役立ちます。M.2 2280 NVMe SSDを3枚載せられ、スロットはPCIe 4.0 x4、PCIe 3.0 x4、PCIe 3.0 x2が各1基となっています。スロットあたりの最大容量は、公式の仕様表に4TB、本文に2TBと記載されており食い違いがあります。

出典: MINISFORUM 公式(英語ページ)、MINISFORUM 公式(日本語ページ)

増設の際は冷却や規格の確認が必要です。ServeTheHomeのレビューでは、既定の位置以外の2つのスロットはファンがあるためヒートシンク付きのSSDを使えないと報告されています。付属プレートで左のスロットにU.2 SSDを取り付ける際はマザーボード上のスイッチで切り替えますが、供給電圧を変えるスイッチであり警告ラベルがあると説明されています。また、取り付けられるU.2 SSDはPCI Express接続のNVMe SSDに限られます。

出典: ServeTheHome、techtutorials.tv、こまめブログ、gazlog、Notebookcheck、Creative Bloq、戸田覚、PC Watch

家庭内でファイルを共有する保存用サーバーにする場合、必要な容量が内蔵のM.2が3枚(またはU.2が1台とM.2が2枚)で収まる規模か、3.5インチHDDを並べる規模かによって足りるかが変わります。

出典: MINISFORUM 公式(日本語ページ)、ServeTheHome、techtutorials.tv、戸田覚

メモリ

多くのアプリを同時に開いて作業するときに、メモリの容量が関わってきます。最大メモリについて、メーカーの英語ページの仕様表は最大96GB、日本語ページの仕様一覧は最大64GBとしていますが、IntelのCPU仕様ではi9-12900Hとi5-12600Hが64GB、i9-13900Hとi9-13900HKが96GBです。

出典: MINISFORUM 公式(日本語ページ)、MINISFORUM 公式(英語ページ)、Intel 公式 i9-13900H、Intel 公式 i9-12900H、Intel 公式 i5-12600H、Intel 公式 i9-13900HK

実際に動いた構成として、12900Hモデルと13900Hモデルのどちらでも48GB×2枚のモジュールが96GBとして認識され、5200 MT/sで動作したというレビューがあります。

出典: zenn.dev

メモリを交換する際は、1枚(シングルチャネル)では内蔵GPUがIntel UHD Graphics扱いになり、2枚(デュアルチャネル)でIntel Iris Xe Graphicsになる点に注意が必要です。

出典: MINISFORUM 公式(英語ページ)

ネットワーク(10GbE・2.5GbE)

家庭内や社内でのファイル共有、あるいは複数の機器を同時に接続するルーターとして使う場合、10GbpsのSFP+端子と2.5GbpsのRJ45端子が役立ちます。通信速度の実測値として、iperf3による測定で1秒区間の合計9.91〜9.92 Gbits/secが確認されています。

出典: MINISFORUM 公式(英語ページ)、note(cia_note)

増設したNICカードを用いた試験では、12600HモデルのPCIeバスが上限となり、約56Gbpsで頭打ちになったというレビューがあります。ルーターやファイアウォールとして使う場合、CPUの処理能力が足りるかは、回線の速度だけでなく、暗号化や通信検査をどこまで行うかで変わります。

出典: scottstuff、Intel 公式 i9-13900H

ポートと映像出力

画面を複数枚つなぐ場合、HDMI端子は1基で4K@60Hzに対応しています。USB4端子は2基あり、8K@30Hzの映像出力が可能です。USB4端子は2系統目と3系統目の映像出力を担い、10GBASE-T NICのようなThunderbolt 3機器も扱えるというレビューがあります。

出典: MINISFORUM 公式(英語ページ)、ServeTheHome

Wi-Fi・Bluetooth

日常の作業で無線接続を使う場合、このPCはWi-Fi 6とBluetooth 5.2に対応しています。レビューでは、Wi-Fi 6Eのチップが搭載されており、6GHz帯もサポートしていることが確認されています。単なるクライアントとしてだけでなく、アクセスポイントやWi-Fi Directにも対応しているという報告もあります。Notebookcheckのレビューでは、長所の1つとして高速なWLANが挙げられています。

出典: MINISFORUM 公式(英語ページ)、PC Watch、Notebookcheck

分解と内部

中央のボタンでラッチが解除され、筐体からシステムを取り出す工程は工具不要です。しかし、後部パネルを開けるには8本のネジが必要で、メモリやSSDの交換にもネジを要します。内部構造はDell MicroやHP Miniに似ており、CPUとメモリは下部のシールド下にあります。基板をたわませてコネクタに届く作業では、前面パネルのネジ4本や接地テープ、アンテナの取り外しが必要です。

出典: ServeTheHome、戸田覚、Hardware Haven、Level1Techs フォーラム

ほかの機種との違い

同じメーカーの廉価版であるMS-01 SEと比べる場合、この製品は10GbpsのSFP+端子を2基備えている点で異なります。PCIeスロットの動作速度もこの製品がx8動作であるのに対し、SE版はx4動作です。ただし、SE版は安価なモデルとして位置づけられています。

出典: videocardz.com

同じCPUを搭載するGeekom Mini IT13との比較では、この製品がDDR5メモリを使用している点で異なります。一部のテストでは、この製品がGeekom Mini IT13より最大20%以上速いというレビューがあります。一方で、Geekom Mini IT13は安価であるという報告もあります。

出典: TechRadar

用途 — 実際に使われている例

ホームラボ・仮想化

開発環境や家庭内のサービスを1台にまとめたいとき、同時に動かせる仮想マシンの数は、メモリの上限(最大96GB)だけでなく、1台ごとに割り当てる量と、させる処理の重さによって変わります。CPUの版によってコア構成が異なり、i9-13900Hとi9-12900Hは14コア(6P+8E)で20スレッド、i5-12600Hは12コア(4P+8E)で16スレッドです。仮想化ソフトのESXiを使う場合、Eコアを有効にしたまま起動すると追加設定が必要になることが報告されています。一方、Proxmox VEでは、複数のワークロードを動かしてもCPU使用率がほぼゼロだったというレビューがあります。

出典: MINISFORUM 公式(英語ページ)、ServeTheHome、Intel 公式 i9-13900H、Intel 公式 i9-12900H、Intel 公式 i5-12600H、VirtualizationHowto、jdhodges.com

離れた場所から電源の操作や画面の確認をする機能(vPro)は、i9-13900H、i9-12900H、i5-12600Hの版で使えます。ただし、i9-13900HKの版について、メーカーの仕様表はvPro非対応としていますが、IntelのCPU仕様ではIntel vPro Essentialsの対象です。この機能を使う際、接続ツールでTLS接続のエラーが出る事例が報告されています。また、ヘッドレスで運用する場合、モニターを接続しておくほうが良いという指摘があり、ダミーHDMIプラグの用意が勧められています。

出典: MINISFORUM 公式(英語ページ)、Intel 公式 i9-13900H、Intel 公式 i9-12900H、Intel 公式 i5-12600H、MINISFORUM 公式(日本語ページ)、Intel 公式 i9-13900HK、ITmedia、iガジェットちゃんねる、ServeTheHome

実際にどんな構成で使われているかについて、Proxmox VEをインストールして安定稼働しているという報告があります。また、ファイルサーバー兼アプリサーバーとして、Ubuntu上でNextcloudやRustDeskなどのアプリを動かしている例もあります。

出典: jdhodges.com、note(heavywisteriasix)、シゲトーハックス!!!

ゲーム

内蔵のIntel Iris Xe Graphicsで画質を下げてFHDでApex Legendsをプレイし、平均60FPSで動作したというレビューがあります。3DMark Time Spy(1440p)では約12FPS、Fire Strike(1080p)では約28fpsという報告もあり、内蔵のIris Xeはゲーム向きではないとされています。

出典: ガルマックス、Creative Bloq

Radeon RX 6400を増設した構成では、Apex Legendsの射撃訓練場で80〜100fps前後、Cyberpunk 2077の最低画質で平均40fps程度だったというレビューがあります。

出典: こまめブログ

仕事・制作・AI

ウェブ閲覧や文書作成などの日常作業では、ブラウザーで写真が瞬時に表示されたという報告や、Obsidianで文章を作成した実例があります。こまめブログのレビューでは、一般的な作業であれば快適に利用できると報告されています。Cinebench R23マルチの実測値は、PL1を60W、PL2を80Wとした13900Hで16209pts、電力設定の記載がない12900Hで12602ptsです。ただし、長時間のフルロードでサーマルスロットリングによりクロック周波数が下がるという報告があり、長時間のビルドでは短時間の測定ほどの速さが続かない可能性があります。

出典: 戸田覚、シゲトーハックス!!!、こまめブログ、Notebookcheck、ガルマックス、iガジェットちゃんねる

動画編集は、編集の規模や処理内容によって状況が分かれます。ガルマックスの記事では、1080P素材をジェットカット編集してテロップやBGMを入れる作業であれば余裕があるとされています。一方で、高いグラフィックス性能が必要な高度な動画編集には不向きだとするレビューもあります。Hardware Havenの動画では、DaVinci Resolveでカラーグレーディングや軽いエフェクトを加えた操作は滑らかだったものの、テストタイムラインの書き出しに9分15秒かかりました。これはRyzen 9 3950XとGeForce RTX 3060 12GBを搭載したデスクトップPCでの1分51秒と比べて大幅に遅かったと報告されています。

出典: ガルマックス、こまめブログ、Hardware Haven

ローカル環境でAIを動かす場合、モデルの規模で実用性が変わります。noteのレビューでは、LM Studioでgemma-3-27b(Q4_0、16.43GB)とgpt-oss-20b(MXFP4、12.11GB)を読み込んだ例があります。同レビューでは、Gemma 3 27bについて、CPUのみの場合に比べて少しTPSが改善したものの、依然として遅すぎて使い物にならないと報告されています。

出典: note(cia_note)

注意点

騒音と発熱

日常の作業で静かに使いたい場合、待機中は約38.2dB、軽い作業時は約40.1dBという測定値があります。高負荷時(CINEBENCH)は約49dBまで上がります。レビューでは、基本的には静かではなく、ファン音がそれなりに大きく聞こえますが、軽めの作業中心であればそれほど気にならないという評価があります。

出典: こまめブログ

高負荷時の温度は、12900HでCINEBENCH R23実行時に最大92℃、平均88.9℃という報告があります。13900HではFurMark stress testで最大101℃、Cinebench R15 loopで90℃超という測定値があります。重い処理を続けたとき、熱で速さが落ちるかについて、長時間のフルロードでサーマルスロットリングによりクロック周波数が下がるという報告があります。

出典: こまめブログ、Notebookcheck、iガジェットちゃんねる

消費電力は、12900HのCPUパッケージでCINEBENCH R23実行時に最大80W、平均56.3Wという測定値があります。13900HのCPUパッケージでCinebench R23実行時に80W超、60Wという測定値があります。

出典: こまめブログ、gazlog

無いもの・制限

メモリを増設する際、スロットが背中合わせに配置されているため、1枚はラベルが上、もう1枚はラベルが下になります。事前に調べた際にケースのふたとの隙間が小さそうだったため、ヒートシンクなしのNVMe SSDを選んだというレビューがあります。PCIeスロットにGPUなどを取り付けるとCPUの電力制限が下がり、性能が落ちると指摘されています。

出典: techtutorials.tv、ServeTheHome

設定と導入で気をつけること

日常の作業に向けてPCをセットアップする場面では、初期設定の手順に注意が必要です。こまめブログのレビューでは、初期設定時にキーボードで「@」を入力できずMicrosoftアカウントでサインインできない現象に対し、ローカルアカウント作成または「インターネットに接続していません」を選択する回避策が報告されています。また、zenn.devのレビューでは、あるハードにVentoy化したUSBドライブを初めて接続する際に「Verification failed: (0x1A) Security Violation」というエラーが出ますが、「About Secure Boot in UEFI mode」に書いてある手順を踏めば解消できるとしています。

出典: こまめブログ、zenn.dev

ファンの動作を調整したい場面では、BIOSの設定項目に注意が必要です。techtutorials.tvのレビューでは、BIOSにはCPU・M.1・M.2のファンの設定項目があるものの、M.2のファンは存在するものとして表示されず、ファンは実際には2基だと指摘されています。

出典: techtutorials.tv

長時間の重い処理を行いたい場面では、動作の安定性が関わってきます。Notebookcheckのレビューでは、Intel Core i9-13900Hを搭載した1台のテスト機において、Cinebench R15マルチループ等の長時間負荷、SSDストレステスト、Adobe Premiereベンチマークの条件で予測できないクラッシュが繰り返し発生し、部品交換では改善せずプロセッサの電力制限を35Wに下げると改善したもののCPU性能が大幅に低下したと報告されています。

出典: Notebookcheck

ベンチマークと実測

各出典が自分で測った値です。条件の違う値どうしは比べていません。

CPU(Cinebench R23 マルチ)

  • garumax(レビュー記事): 12602pts。CPU は 12900H。電力設定は原典に記載なし。出典
  • 戸田覚(動画): 17846pts。CPU は 13900H。電力設定は確認できない。出典
  • notebookcheck(レビュー記事): 16209pts。CPU は 13900H。電力設定は「For all performance tests with the Minisforum MS-01, we use the "maximum performance" power plan. / The power limits of the processor PL1 (60 watts) and PL2 (80 watts) were not changed according to the delivery status.」。出典
  • pcwatch(レビュー記事): 15867pts。CPU は 13900H。電力設定は確認できない。出典
  • hardwarehaven(動画): 15699pts。CPU は 13900H。電力設定は確認できない。出典
  • craftcomputing(動画): 11938pts。CPU は 13900H。電力設定は確認できない。出典

内蔵 GPU

  • ガルマックスの記事では、Intel Iris Xe Graphicsで画質を下げてFHDでAPEXをプレイし、平均60FPSで動作した。(ガルマックス)
  • Creative Bloqのレビューでは、内蔵のIris Xeはゲーム向きではなく、3DMark Time Spy(1440p)は約12FPS、Fire Strike(1080p)は約28fps、Night Raid(1080p)は100fps超だった。(Creative Bloq)

GPU を追加したとき

  • PC Watchの記事では、実際にRadeon RX 6400を装着して計測し、Core i9-13900H内蔵のIntel Xe Graphicsと比較して約50%から2倍程度の3D性能アップを確認した。(PC Watch)
  • こまめブログのレビューでは、グラボ(RX 6400)を増設した構成で、Apex Legendsの射撃訓練場で80~100 fps前後、Cyberpunk 2077の最低画質で平均40 fps程度だった。(こまめブログ)

拡張スロットで動いた GPU

  • pcwatch(動画): Radeon RX6400。結果は「装着して動作を確認」。改造の有無・補助電源は確認できない。出典
  • craftcomputing(動画): Pascal based p1000。結果は「装着して動作を確認」。改造の有無・補助電源は確認できない。出典
  • etaprime(動画): Radeon RX 6400。結果は「装着して動作を確認」。改造の有無は確認できない。補助電源は原典に記載なし。出典
  • pcwatch(レビュー記事): Radeon RX 6400。結果は「装着して動作を確認」。改造の有無・補助電源は確認できない。出典
  • hardwarehaven(動画): Nvidia Quadro k1200。結果は「装着して動作を確認」。改造の有無は確認できない。補助電源は原典に記載なし。出典

ストレージ

  • cloudmagazin.comの記事では、Slot 1(PCIe 4.0)でCrucial P510がCrystalDiskMarkで読み込み7,075MB/s、書き込み6,619MB/sを記録したというNotebookCheckの結果を紹介している。(cloudmagazin.com)

ネットワーク

  • note(レビュー記事): 1 秒区間の合計 9.91〜9.92 Gbits/sec(2 区間)(同じ画像の 2 つの試験の 1 つ目)。測定器・ソフトは「iperf3」、ポートは「SFP+」。経路・相手機は確認できない。向きは原典に記載なし。出典

  • note(レビュー記事): 1 秒区間の合計 9.91 Gbits/sec(2 区間)(同じ画像の 2 つの試験の 2 つ目)。測定器・ソフトは「iperf3」、ポートは「SFP+」。経路・相手機は確認できない。向きは原典に記載なし。出典

  • iガジェットちゃんねる(動画): 最大 9.9 Gbps。経路は「ファイル転送」、測定器・ソフトは「ファイル転送」。ポート・相手機・向きは確認できない。出典

  • iガジェットちゃんねる(動画): 受信 9.5 Gbps・送信 9.1 Gbps(同じ画面)。測定器・ソフトは「iPerf」。経路・ポート・相手機は確認できない。出典

  • pcwatch(レビュー記事): 試験全体の平均 9.41 Gbits/sec。経路は「同じ機械のポートを折り返し」、測定器・ソフトは「iperf3」、ポートは「SFP+」。相手機・向きは確認できない。出典

  • minipcreview(レビュー記事): 約9.4 Gbps。測定器・ソフトは「iperf3」、ポートは「10GbE SFP+」、相手機は「MS-01」。経路・向きは確認できない。出典

  • 公式: 10Gbps SFP+ x2・2.5Gbps RJ45 x2(日本語ページの冒頭は『2.5Gbps SFP+ ×2』と書くが、本文と仕様の一覧は RJ45)

消費電力(高負荷時)

  • komameblog(レビュー記事): 最大 80W。CPU は 12900H。測定点は「CPU パッケージ」、負荷は「CINEBENCH R23」。測定器・ソフトは原典に記載なし。出典
  • komameblog(レビュー記事): 平均 56.3W。CPU は 12900H。測定点は「CPU パッケージ」、負荷は「CINEBENCH R23」。測定器・ソフトは原典に記載なし。出典
  • gazlog(レビュー記事): 80W超。CPU は 13900H。測定点は「CPU パッケージ」、負荷は「Cinebench R23」。測定器・ソフトは原典に記載なし。出典
  • gazlog(レビュー記事): 60W。CPU は 13900H。測定点は「CPU パッケージ」、負荷は「Cinebench R23」。測定器・ソフトは原典に記載なし。出典

温度(高負荷時の CPU)

  • komameblog(レビュー記事): 最大 92℃。CPU は 12900H。負荷は「CINEBENCH R23」、時間は「10分間」、室温は「28度前後」。出典
  • komameblog(レビュー記事): 約90℃。CPU は 12900H。負荷は「CINEBENCH R23」、室温は「28度前後」。時間は確認できない。出典
  • komameblog(レビュー記事): 平均 88.9℃。CPU は 12900H。負荷は「CINEBENCH R23」、時間は「10分間」、室温は「28度前後」。出典
  • notebookcheck(レビュー記事): 最大 101℃。CPU は 13900H。負荷は「FurMark stress test」。時間・室温は確認できない。出典
  • notebookcheck(レビュー記事): 90℃超。CPU は 13900H。負荷は「Cinebench R15 loop」。時間・室温は確認できない。出典

騒音

  • komameblog(レビュー記事): 約49dB。動作状態は「高負荷時(CINEBENCH)」。測定距離は確認できない。騒音計は原典に記載なし。出典
  • komameblog(レビュー記事): 約40.1dB。動作状態は「軽作業時 (PCMark 10)」。測定距離は確認できない。騒音計は原典に記載なし。出典
  • komameblog(レビュー記事): 約38.2dB。動作状態は「待機中」。測定距離は確認できない。騒音計は原典に記載なし。出典

付録 — 出典と条件の内訳・原文

公式の記載(原文)
  • CPU: S1390: Intel® Core™ i9-13900H(With vPro® Enterprise Support) / S1290: Intel® Core™ i9-12900H(With vPro® Enterprise Support) / S1260: Intel® Core™ i5-12600H(With vPro® Enterprise Support) / S139K: Intel® Core™ i9-13900HK (14C/20T, up to 5.4GHz, No Intel® vPro® Support)
  • Graphics: S1390/S1290/S1260/S139K: / Intel® Iris® Xe Graphics (Dual-channel memory) / Intel® UHD Graphics (Single-channel memory)
  • Memory: DDR5-5200MHz Dual Channel (SODIMM slots x2, up to a total maximum of 96GB)
  • SSD: M.2 2280 NVME SSD slot (Up to 4TB) (PCIe 4.0 x4) x1 / M.2 2280 NVME SSD slot (Up to 4TB) (PCIe 3.0 x4) x1 / M.2 2280 NVME SSD slot (Up to 4TB) (PCIe 3.0 x2) x1
  • Memory expansion: 1* PCIe 4.0 x16 slot (Half-height, single-slot, supports up to PCIe 4.0 x8 speed)
  • Wireless connectivity: M.2 2230 Wi-Fi support (Wi-Fi 6, BT5.2)
  • Ethernet: ① 10Gbps SFP+ LAN ×2 / ② 2.5Gbps RJ45 LAN ×2
  • Video output: ① HDMI 2.0 (4K@60Hz) / ② USB 4 (8K@30Hz) x2 / (Note: Recommended cables - HDMI to HDMI / USB-C to USB-C)
  • Audio output: HDMI x1 / 3.5mm combo jack x1
  • Power supply: DC 19V (including power adapter)
  • OS: Windows 11 Pro/Linux
  • Size: 196×189×48mm
  • Peripheral interface: 10G SFP+ ports x2 / RJ45 2.5G Ethernet ports x2 / USB3.2 Gen2 Type-A ports x2 / USB3.2 Gen1 Type-A ports x1 / USB2.0 Type-A ports x2 / USB4 ports x2 (Alt PD) / HDMI x1 / 3.5mm combo jack x1
メーカーの仕様と CPU の仕様で違うところ
  • 最大メモリ: メーカーの英語ページの仕様表は全モデル共通で最大 96GB、メーカーの日本語ページの仕様の一覧は最大 64GB。Intel の CPU 仕様では i9-12900H は 64 GB・i5-12600H は 64 GB(i9-13900H・i9-13900HKは 96GB)
  • vPro: メーカーの仕様表は 13900HK を vPro 非対応としている。Intel の CPU 仕様では i9-13900HK は Intel vPro Essentials の対象
報告されている不具合の一覧

個別の報告です。その個体・その構成で起きたことで、製品全体の傾向を示すものではありません。

何が起きたか 条件 再現性 解決 出典
初期設定時にキーボードで「@」を入力できずMicrosoftアカウントでサインインできない 初期設定時 1 件の報告 回避策あり(ローカルアカウント作成または「インターネットに接続していません」を選択) こまめブログ
Intel ME Passwordの要件に合わないパスワードを入力するとエラー表示なく元の画面に戻る Intel ME Password設定時 1 件の報告 対処の指示あり(要件に合ったパスワードを設定する) ITmedia
Intel Manageability CommanderがUEFIバージョンアップの関係で接続できない Core i9-12900Hモデル 1 件の報告 書かれていない ITmedia
zenn.devのレビューでは、あるハードにVentoy化したUSBドライブを初めて接続する際に「Verification failed: (0x1A) Security Violation」というエラーが出るが、「About Secure Boot in UEFI mode」に書いてある手順を踏めば解消できるとしている。 - - - zenn.dev
Linux Mintの導入がうまくいかない Linux Mint導入時 1 件の報告 回避策あり(Ubuntu Desktopに変更) note(heavywisteriasix)
note(heavywisteriasix)のレビューでは、高負荷状態でフリーズするようになり、CPUの温度が高くなりすぎたり不安定になったりすることを確認した。ファンは正常に動いており、ファンをうるさいほどにフル稼働させてもフリーズするため、グリス周りが原因ではないかと推測している。 - - - note(heavywisteriasix)
Windows Updateだけではいくつかのデバイスにドライバーが当たらない Windows Update実行時 1 件の報告 解決(別途インストールが必要) note(cia_note)
変換カードの基板が厚くケースに干渉する 変換カード使用時 1 件の報告 解決(PCIeスロットのブラケット部分を削って調整) note(kuwaly)
予測できないクラッシュが繰り返し発生する レビューのテスト機で、Cinebench R15マルチループ等の長時間負荷、SSDストレステスト、Adobe Premiereベンチマーク 報告者が繰り返し再現 改善策あり(プロセッサの電力制限を35Wに下げると改善したが、CPU性能が大幅に低下) Notebookcheck
RAM・SSD・電源ユニットを交換しても、突然のクラッシュが改善しなかった 1 台のテスト機・テスト期間全体。レビューはCPU自体の問題と推定 報告者が繰り返し再現 部品交換では改善せず。プロセッサの電力制限を35Wに下げると改善したが、CPU性能が大幅に低下 Notebookcheck
起動時に電源が切れたような音の後、青い背景表示で電源が切れる 起動時 1 件の報告 書かれていない techtutorials.tv
Windows Boot ManagerがEFI\Microsoft\Boot\BCDに関するエラー0xc0000185を報告する 電源を入れ直した時 1 件の報告 書かれていない techtutorials.tv
インストール完了後にWindowsがIntelのアダプタを認識しない インストール完了後 1 件の報告 書かれていない techtutorials.tv
VMware ESXi のインストール時に、CPU の不一致による Purple Screen of Death が出る P コアと E コアが混在する CPU(同種のミニPC に共通) 1 件の報告 回避策あり(起動オプションの追加、または E コアの無効化。仮想化の用途の項を参照) VirtualizationHowto
Mellanox NICが高温になり115C付近で過熱してシャットダウンする Mellanox NIC使用時 1 件の報告 解決(外部ファンを追加) scottstuff
主流の RTX 3050 ロープロファイルカードが、改造なしでは内部の高さに収まらない 販売ページには収まると書かれていた 複数の利用者が確認したとレビューが紹介(伝聞) 書かれていない theinsidereview.com
しばらく放置したあと電源が入らなくなる 放置後 1 件の報告 解決(CMOS電池を30分間外して復旧、設定リセット) theinsidereview.com
forums.servethehome.comの投稿では、全NVMeと2本のメモリのうち1本を取り外しても本体は動かず、残したメモリをもう1本に差し替えても復旧しなかった。 - - - forums.servethehome.com
保証対応に日数がかかった(メール 1 往復に 24 時間、RMA 承認まで 4 日、交換機は発送から 14 日後に到着) 海外(中国)のサポートとのやり取り 1 件の報告 交換機が届いた forums.servethehome.com
Proxmoxフォーラムでは、MS-01のi9版にPVE 8.1.4(kernel 6.5.11-8)を入れた環境で、「power off」を実行しても本体の電源が切れず、アクセスできなくなるという投稿がある。別の投稿では、MS-01のシャットダウン後にCMOSを外してしばらく待たないと再び電源が入らないと報告している。二つ目の投稿の構成と、両症状の解決策は提示された原文には書かれていない。 - - - Proxmox フォーラム
Level1Techs フォーラムの投稿では、安価なM.2-PCIe変換カードを2種類試したところどちらも挿すと2.5GbEポートが動かなくなった例や、AMD Ryzen 5 5600GとB350マザーボードの構成ではUEFIで認識され設定も変更できるLSI 3x08 RAIDカードがMS-01では使えないようだという例、80mmのスタンドオフが取り外せないという指摘がある。 - - - Level1Techs フォーラム
VyOSのインストーライメージがUEFI専用BIOSのMS-01では起動可能と認識されず、ブートリストに現れない VyOSインストーライメージ使用時(UEFI専用BIOS) 1 件の報告 書かれていない scottstuff
新しいハードウェアでの初回起動時にセルフテストが終わるまで非常に時間がかかる 初回起動時 1 件の報告 書かれていない scottstuff
forums.servethehome.comの投稿では、突然起動しなくなった個体のCMOS電池が0.1Vしかなく、別の個体のCMOS電池に替えるとすぐ起動した例や、新しい個体でも何度かクラッシュが起きた例がある。 - - - forums.servethehome.com
VyOS 1.5-rolling-202501110007のRAIDインストーラーが正しく動かず、grubが正しく設定されないため起動しない VyOS 1.5-rolling-202501110007、レガシー/CSM非対応(UEFI専用) 1 件の報告 書かれていない scottstuff
内蔵の10G NICが衣類乾燥機の使用時にリンク切れを起こす 衣類乾燥機使用時(DACとAOC両方のケーブルで確認) 1 件の報告 解決(Broadcom BCM57810sの10G NICを増設) forums.servethehome.com
初期状態(Out of the box)のWindowsでネットワークコントローラーやBluetoothが検出されない 初期状態のWindows 1 件の報告 書かれていない Sheridan Computers

参考にした記事・動画

公式: MINISFORUM・MINISFORUM(英語)・Intel の製品仕様(CPU の表のリンク)

初版(2026年10月)で参考にしたレビュー・動画(41 件):

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